なじみのオーディオ店で知り合ってもう40年近くになるレコードの友人が昨晩訪ねてきました、
手には数枚のレコードでしたが一枚数万円と言う銘品ばかりです。
仙台市の消防署に勤める公務員だったのが定年になり今は悠々自適の音楽生活です。
三十年以上前に東京のハンターレコードが来た時にはそろって出かけ、互いに鵜の目鷹の目で買いあさったことが懐かしく思い出されます。
まだまだ元気ですがもうお互い定年の年齢とは早いものです。
訪ねて行った際にいつも奥様が不在なので聞くとはなしに尋ねるともう十年以上前に就寝中に心臓が止まり脳死状態で入院中だとか。まったくお気の毒です。でも本人の明るさに救われる気がしました。
互いに好きな演奏家が共通しているので行ったり来たりしてコレクションを開陳しています。
昨日は文化大革命で両親を紅衛兵に殺されながらもショパンコンクールで三位入賞しマズルカ賞も受賞した悲劇の天才ピアニスト、フーツオンのレコードを聴きました。
初めて聴いたけどすごい演奏だと舌を巻いていましたから感性は一緒だと再確認しました。
世は断捨離がブームですが、我々は死ぬまで買い続けそのままあの世に行く予定です(笑)。
先週は東京の藤原先生から御遺品として奥様からたくさん送っていただいたレコードを別荘で聴きました。
歌ものが多く先生の生前をしのびながらの良い時間でした。