以前日本で売られたクラシックレコードの全数が松田聖子一人の売り上げ枚数に及ばないという話を聞いて仰天した記憶があります。
それ程に日本ではクラシック音楽を聴く機会も少なければ自分でCDなどを買って聞こうという人の数が少ないということなのでしょう。
小学校からクラシック音楽にいそしませ、年に数回は地元のオーケストラの演奏会に行くようになれば多少は変わってくるのでしょうがまあ無理でしょう。文部省にはお金がないで終わりそうです。
それはそうとしてドイツ人の考えるクラシックの三大天才人物として、バッハ、ベートーベンに加えフルトヴェングラーが挙げられていました。
バッハは音楽の父、ベートーヴェンは苦難を克服して人類を希望に満ちた方向へいざなう人として尊敬を集めるのは極東の島国の人間にも理解できます。
でフルトヴェングラーは66年前に亡くなった大指揮者ですが、いまだに海賊版のCDが発売になるほどの人気を誇っていますが不思議です。
指揮するベルリンフィルは史上最高の演奏集団だったとして知られていますが、残されたレコードはどれもプレミアがつく高価なものとなっています。
演奏は一言で言うとデモーニッシュ!
悪魔が乗り移ったかのような出来栄えです。
劣化したテープから作られたCDでは全貌が見えないので卓上プレーヤーでもいいので是非中古レコードを購入されることをお勧めします。
普段軽く演奏されることの多いベートーヴェンの6番田園がこれほどまでに重厚に演奏されるのか!ときっと驚かれることでしょう。
高齢者は冥土の土産にどうぞ。