人によっては三十代でも発症するという若年性の痴呆（認知症）ですが先週葬儀が行われた大学の後輩は13年前の大震災後に発症しその後医院は閉院し自分が誰かもわからないうちに亡くなったようです。悲劇です。
私の三年後輩で彼が学生時代に大学で実習の指導をして仲良くなったので同じ12回生の仲間たちとテニスを楽しんだものでした。
この12回生は入試間際に急遽歯学部の定員が倍に増えたため他大学から受験しなおしてはいる人も多く、彼も確か教育大学を辞めて入ってきたはずです。
本来の定員なら落ちる人が入ってきたので多彩なメンバーで個性的な人が多く楽しかったですね。彼はテニスにしてもゴルフにしてもまずは格好から入る人で私もウインブルドンのウエアーにしないと上達しないとご指導を受け従ったものでした（苦笑）。
ずっと介護を受けていたせいかお通夜に参列する同級生や同業の人も少なく寂しい夜となりました。棺の上でやさしく微笑む遺影の姿が印象的でした。
魂が安らかならんことを祈ります。
