一昔前のオーディオ最盛期に良く言われたのはこの新しい器械は少しエイジングが進めば素晴らしい音になるでしょうという言葉でした。
このころのマニアはオーディオ機器を果物やワインと似たものとして時間による熟成を信じて疑わなかったようです。
でも真実は「クズはいつまでたってもクズ」である日突然いい音になんて決してなりませんでした。
これはメーカーサイドの希望がさんざん盛り込まれた言葉で、今は発売直後で大したことは無いが使いこなしで音はどんどん良くなりますよというだましにも似た悪魔の言葉でしたね(苦笑)。
本当のエイジングとはもともとよかった音がワインの熟成のように周辺機器の進化でますますその真価を発揮していくことにほかなりません。
だからメーカーやその太鼓持ちのひも付き評論家の言う「そのうちもっと良くなりますよ」は悪魔の言葉として捨て去られなければいけないのです。
機械ものは毎日劣化していくので今日より明日の方が性能が良くなることは絶対にありません。