クラシックのレコードが売れないと昔から言われ続けていますがこれは一つには学校教育のせいでしょう。
本当に素晴らしい曲と演奏者を子どもの柔らかな頭に刷り込めば誰でもクラシック音楽が好きになるはずです。
まずは教える側に知識がないといけませんね。
小学校の教員がサントリーホールや各地のホールに身銭を切って通うか、良く音楽を知っている愛好家の下に行き良い音楽とは何かを教えを乞う姿勢がないといつまでも日本の音楽教育は不毛なままに時が過ぎていくでしょう。
人が生きていくうえで芸術は必要不可欠です。
楽聖ベートーベンは音楽こそが全ての芸術の中の最高の物だと言いました。
これには異論もあるでしょうが一つの頂点を極めた芸術家の言葉としては大変に重いものがあります。
絵画は当時はパトロンがあって初めて成り立つものでしたし、音楽も同じでした。
しかしベートーベンはその呪縛から解き放されて王侯貴族の庇護を蹴飛ばして市民に直接音楽を提供したのです。
天才の言葉には重みがあります。
そのベートーベンの最も美しいバイオリンソナタを名器グァダニー二で演奏したフランス人ネル・ゴトコフスキーのレコードはこの曲の最上の演奏として称えられるでしょう。
同人がイギリスEMIのウォルターレッグのプロデュースで入れたオーリアコンブがバックを務めたハイドンのバイオリン協奏曲も同曲の史上最高の名盤として推薦です。
学校の先生、聴いてみてね(^^)。