先週土曜日の午後3時から仙台フィルと山形交響楽団の合同演奏会が旧県民会館の東京エレクトロンホールで行われ、全席完売の盛況ぶりでにぎわいを見せました。
パスカル・ヴェロさんの指揮は変わらず踊るような楽しさで、こういう指揮者はほかにいません。
いなくなって本当に偉大な指揮者だったと皆さん気が付いたでしょう。
終演後にアイリスホールで関係者のパーティーが行われ私も出席してきましたが、アイリス大山さんの手配でヴェロさんの隣の席に座らせられました。ついでに仙フィルから大入り袋をいただきました(^^)。
美味しい料理をいただきながらマエストロにいろんな話を伺うことが出来てとても楽しい夜でした。
パリのコンセルバトワールの学生時代は主任の教授が意地悪で「パスカルこれを振れ」としょっちゅう自作の初見の曲を振らされ、いじめられたと言うか鍛えられたそうです(笑)。
しかも指揮科はだれか卒業しないと入れない狭き門だったそうですからヴェロさんは優秀だったのですね。
18歳まではピアニストになろうとピアノばかり弾いていたそうです。
同じくピアニストから指揮者になり大成したバレンボイムの事を尋ねたら彼は偉大ですよ!とのこと。
もう少しでベルリンフィルの指揮者になれそうだったのに、団員の投票でサイモン・ラトルに負けて残念でしたが今はその恩讐を超えてベルリンフィルにある時は演奏家としてまたある時は指揮者として出演しているから大したものです。
ヴェロさんは来年3月にまた来仙されますがその時に一昨年奥様を亡くした後に出来た新しいガールフレンドを伴ってくるよと言っていました。さすがフランス人!勝負が早いです。
演奏後に一緒に松島や京都を回るそうです。
グッドラック!