伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

清水和音を聴く

昨晩の仙フィルコンサートは初めての清水和音体験でした。

 

もう40年近くも前にロンティボー国際コンクールで若干二十歳の見た目も極めて美しい日本の青年が優勝したというので大評判になりましたが、見た目で聴くわけじゃないよなどひねくれていた小生は、レコードも買わず、コンサートにも行きませんでした。

 

で、昨晩が清水和音初体験。

 

ステージにひょこひょこ出て来たのは中年太りで頭が少し薄くなったおじさん。

想像してたのと全然違う!あんた誰?ひょっとして彦摩呂さん?なわけないか。

 

でもラフマニノフのピアノ協奏曲3番を物凄く美しく弾いてくれました。

ブラボー!

 

ネットでインタビューを読んだら最初は高校卒業後にニートをしていて一年。

 

その後これじゃいけないと思い返し、物価の高いスイスへ留学させてもらって指導を受けたら才能が芽生えて最初のコンクールで優勝してしまい、訳が分からないうちにスターになってしまい困ったことになったそうです。

 

最初はレパートリーも少なく苦労したそうですが、そのうち仲間も出来励まされながら今まで続けられたそうです。

 

人間継続するのが大事だということでしょう。現在は音大の教授です。パチパチ。

 

これからは彼のコンサートをたびたび聞きに行こうかと思いました。

 

なおそのあとのチャイコフスキーの悲愴交響曲は第一楽章から仙フィルの限界を感じさせる出来でしたが、最後は大音量で帳尻を合わせていたので聴衆の受けは良かったようです(^^)。

 

良かったね。