昨晩は仙台フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会でした。
スポンサーをやっていて招待券が送られてきているのでレコードの友人を誘って出かけました。
指揮は下野竜也さんと言う鹿児島出身の52歳の今円熟期を迎えている方です。
最初はハイドンの交響曲41番をサラッと演奏し続いてはベルクのアバンギャルドなバイオリン協奏曲をやりましたがこれがさっぱりわからない(^^);。
演奏している人はさぞ気合が入っていい気持ちだろうなと言う憶測ができるだけです。
休憩をはさんでモーツアルトの交響曲41番ジュピターで締めくくりましたが意味不明な現代曲の後なのでとても良く、素晴らしい指揮者だと思いました。
モーツアルト特有のあのふわっとした、たなびくような音の雰囲気がオーケストラから良く引き出せていたのは正直期待していなかったのでびっくり!と言うところです。
昔フィリップ・アントルモンが多賀城市民会館でモーツアルトのディベルティメントを指揮したときに感じた喜遊感に相通じるものがありました。
期待しないときにいいものに出会うと本当に得をした気分になります。
ネットで調べてみると小沢征爾が優勝したブザンソン指揮者コンクールで優勝した経歴を持つ京都芸術大学の教授も兼ねている逸材でした。
上背がなくこじんまりして可愛い雰囲気の人でしたがあのカラヤンも155センチしかなかったことを思うと背の低いのは指揮者には何の関係もなさそうです。
ちなみにレナード・バーンスタインも160センチしかなかったそうです。
下野さんの指揮台でしなやかにタクトを振る姿は才能の片りんを感じさせて素敵でした。
追っかけになろうかな(笑)。