伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

ルーズ・ランゴーを聴く

昨晩、契約しているベルリンフィルのデジタルコンサートをボヤっとして広い部屋で観てていたら、シベリウスのバイオリン協奏曲の後にルーズ・ランゴーと言う聞いたことのない作曲家の第一シンフォニーが演奏されていた。

 

水割りがすこし効いていい気持ちだったせいか、初めて聴く曲とは思えないほど心が揺さぶられる名曲だったが、

終演後に嵐のようなブラボーの掛け声が客席から上がったのを見て、ああみんなも同じ気持ちになったのだなとなんだかほっとしていい気分になった。

 

シベリウスのバイオリンコンチェルトが素晴らしい名演だったのでおまけの気持ちできいていてどうもすみませんでしたランゴーさん(笑)。

 

終演後に指揮をしたサカリ・オラモのインタビューがありデンマークの作曲家には有名なニールセンがいたがそれとはまったく交わらなかったため世の中から無視されて、今まで演奏の機会が全くなかったという。どこの世界でも忖度が働くようですね(笑)。

 

前回聴衆の前で演奏されたのは有名なアルトゥール・ニキシュが1911年に振ったのが最初でそれ以来二度目の演奏だったらしいからおよそ百年ぶりということになる。

びっくりですね。

 

オラモはこの曲を随分前から知っていて何とか演奏の機会を探していたそうで、あのような大歓声を客席から受けてきっと我が意を強くしたことだろう。

 

でもAmazonやヤフオクで探してもほとんど出ていません。

 

世に埋もれた天才作曲家と言うものはたくさんいるのだなあと嘆息しきりの夜でした。

 

何とか探さなくっちゃ。