最近東京の有名な輸入オーディオのメーカーの社長さんが遊びに来られていろいろ話す機会がありました。
彼曰く、随分高級デジタルオーディオが市場に現れてそれなりの販売実績も作っていますが、基本的にデジタルオーディオはアナログの音楽情報をデジタルに変換し再生するわけですから変換時のCPUの演算速度がまだまだ遅いということからアナログの美しい音は再現できていないとのこと。
はなはだしく同感です。
バイオリンのきゅんと来るような高域の響きの再現はデジタルだと、がさつきごちゃごちゃして気持ちが萎えます。
以前に総額一千万円を超えるスイス製のCDプレーヤーを入れた際も最初の音出しでがっかりし、早々に部屋から出て行っていただきました(笑)。
今回もネットワークオーディオの最高峰と言われるものを導入しましたがいいとこまで行ってるもののもう少しのところで良質のアナログにはかないません。
デジタルもいずれはアナログと同じになるのでしょうがいまのところ極めて演算速度の優れた素子が完成するのを待つほかないようです。
オーディオは突き詰めると極めて面白い趣味ですが、終わりのないのがいいことなのでしょう。