伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

偏差値、甲子園を制す

一般的に野球の強い私立高校は野球に限らずスポーツ特待制度を敷いており、全国からスポーツの得意な中学生を呼び込み全国大会での好成績をもとに学校への勧誘を計っています。

 

少子化時代に学校入学定員を確保するのに学業以外でこのようなPRを利用するのは理にかなっているともいえましょう。

 

全国レベルの有名な野球部を持っている高校では部員は100名を超えることも多く、その中で試合に出られるのはごく一部のエリートでしょう。ほとんどは無名のまま卒業し一部はプロに行き大金を手にしますがごく一部です。

 

仙台育英高校もその例外ではなく部員数は70名を超えるそうです。

 

それでも指導者が穏やかで部員全体をえこひいきなく見られる人のようでここ二年の快進撃にも理由はあったようです。

 

今年優勝した慶応高校ではスポーツ推薦はなく、皆が一般試験を受けて入学し、その後に野球部に入ったようです。偏差値の高い学校なので野球部員もそれなりの優秀な生徒が多かったと思われます。

 

監督は生徒に自分の頭で考えさせる方針だったとかで、ユーモアに富み常識人に見えました。

 

優勝後も凱旋行進などはなく駅で自然に自宅に流れ解散だったとか。

 

新しい高校野球の始まりだったと思います。