今朝のニュースでこの三月まで仙台フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者だった飯森泰次郎さんが死去されたことを知りました。
前任者がフランス人の陽気なパスカルヴェロさんだったので当初は仙台フィルがえらく先祖がえりをして古めかしくなったなと思っていたものでしたが、実際の指揮は若々しく非の打ち所がない素晴らしいものでした。
コンサート後の懇親会で当日の演奏について質問したら楽譜からきちんと説明してください驚き、本物の指揮者はこんなにも深く楽譜を読み込んでいるのだなと深い感動に包まれたことをいまさらのように思い出します。
三月の最終公演は得意のブルックナーでした。
一緒に行ったオーディオ店を定年退職した方はあまりの弦の美しさに感動してブラボーを連呼し、今までこんな素晴らしい音楽を聴いたことが無いと興奮していました。
心よりご冥福をお祈りいたします。