伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

オーディオの進歩を疑う

エジソンの蝋管から始まった音楽再生機器はその後SP,LP,カセットテープ、CD,MD,SACDときて最近はネットワークオーディオと様変わりを続けています。

 

蝋管は別として、大型蓄音機やディスクオルゴールを含めすべてのオーディオ機器を使用してきましたが、リアルさではSPにとどめを刺します。なにせ演奏者が歴史的な偉人ばかり。帯域は狭いが78回転の線速度の速さは情報の宝庫です。

 

CDにトランスファーされたものもありますがこれらは一度蓄音機で再生されたものをマイクで録音しなおしたもので鮮度は落ちます。

 

いま我が家では音質的には最高級レコードプレーヤーで再生したステレオ優秀録音のLPレコードに勝るものはなく、匹敵するものはデジタルの最高峰イギリスリン社のネットワークオーディオプレーヤーのDSMに間違いありません。

 

とにかくデジタル特有の粉っぽさがなく透明感に溢れ桃源郷に遊ぶ境地です。

 

でも一方で30年近く前に買ったスイスの超高級CDプレーヤーゴールドムンドのプレーヤーも低音の量感がすごく捨てがたく、ずっと使ってきました。

 

それがついにCDの読み取り不全の症状を呈し天国に旅立ってしまいました。

 

そこで以前ヤフオクで落札したデンオンのDATプレーヤーを繋いだらどうでしょう。

あふれる透明感とどこまでも伸びていく軽い低音に我を忘れて聞き惚れてしまいました。

 

DATことデジタルオーディオテープデッキはソフトの著作権権問題でもめて普及せず、あっという間に市場から姿を消した器械ですが実は物凄い商品でした。

 

あれから30年近くたちますが、今やっと追いついた感じです。

デンオン(現在はデノン)の製品は当時12万円でネットで今はその半額ですが、同じクオリティのリンDSMはなんと500万!

 

唖然とせざるを得ませんね(笑)。

オーディオの進歩を疑います。