CDはどれを聴いても同じですがレコードは違います。
特に一番最初に作られたものが音が良く、初期盤と呼ばれ高値で売買されています。
イギリスのデッカはことのほか音がいいので知られていますが、
ED1,ED2,ED3と番号が増えていくほど音は薄くなっていく傾向があります。
これはレコードを作るときに金属の型から塩ビのレコードを型取りしていく過程で
金属原盤がすり減っていくためであるようです。
試しに1.2.3とすべて揃えて聞いてみるとその差は想像以上に大きく、
最初にED1で聴いてしまったらもうそれ以外のものは聴き劣りして聴く気が失せてしまいます。
丹念にヤフオクで探せば出会うことができるはずです。でも一枚数万円かもしれません。
original recording by Decca RecordとあるのがED1です。
盤面を斜めにすると溝が深くいい音なのが、目でも確認できます。