昨晩ふと思いついて、買ってはいたが聴いていなかったカートリッジでレコードを再生してみようと思いました。
アームが左右に二本載っているリトアニア製のレコードプレーヤーのReedですが、左側のリニアモーターでレコードの盤面にいつも垂直に針先が移動するアームにほれぼれしてそちらばかりを使用していました。
こちらはレコードの溝を斜めにこすらない正真正銘のレコードの音が再生されるという世界最高峰のシステムですが、右は普通のアームでなんとなくおまけ。でも物自体は大変高額な高級品です。
ドイツのカートリッジを付けていますがこちらは数十年前にドイツに渡った韓国人のプロのギター奏者が長い年月をかけて完成させたもので、プレーヤーと同じ輸入業者eilexさんが日本では扱っています。
さて最初にかけたジュリーロンドンの声の艶っぽいこと艶っぽいこと!ナニコレ。
気を良くしてイギリス・デッカの最も音の良いED1(エディションワン)盤のアンセルメ指揮スイスロマンド管弦楽団のシェラザードを掛けると冒頭から金粉のような音の煌めきに瞬時にノックアウトされました。(個人の感想です)。
最後に今までどうしても美しく鳴らなかったカラヤン・ベルリンフィルのモーツァルトのディベルディメントが音の悪いドイツグラモフォンとは思えぬまるで宮廷で演奏しているようなさわやかな音に変身していてすっかり参ってしまいました!
これはアームとカートリッジのせいもありますが、音決めに重要な役割を果たすフォノイコライザーとトランスに昨年惜しくも亡くなられたティム・デ・パラヴィッチーニさんの製品を使用したことにあるとみています。
昨晩はさながらお宝発掘でした。
なんでも鑑定団ならとんでもない値段が付く音です(笑)。
妄想は果てしないですね。
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