伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

六台目のレコードプレーヤー  

我が家のくるくる回るレコードプレーヤーのお仲間にまた一台参加者が出ました。

 

五台のプレーヤーはステレオ再生用に四台とSPレコード再生用に一台。

それぞれに最適のカートリッジを付けレコードの種類により聞き分けています。

 

繊細な柔らかい演奏のレコードは100キロもあるトーレンスのリファレンスで、美しい高音が天空に伸びていきます。さらに盤の隅々まで再生したいときにはリトアニアの美しいリードで。こちらはリニアモーター駆動のアームが盤溝に垂直に針を追随させ、レコードにはこれほどまでに情報が入っていたのかと目からうろこの落ちる音です。

 

さらにオーケストラやピアノの再生で力強い音を出したいときは当時西ドイツ製だったEMTの927放送局用プレーヤー。これはバイオリンの胴鳴りまでもが聞こえる凄い再生能力に唖然とします。これは付属のイコライザーが気に入らなくノイマン社製のプロ用真空管式イコライザーにつなぎ再生しています。

とそんなつわものたちの間に入った英国ノッチンガム社製ベルトドライブは我が家で二台目の物。

 

どこまでも伸びていく低音はこのプレーヤーでしか味わえない、CDでは絶対に出ない優れものですが今回はヤフーオークションでの落札。中古品です。

 

同社の中では廉価版だっただけに高額な先輩方との対等の比較は当然できませんがSPレコードをかけていた小型の英国製スピーカーをもう少し遊ばせたくて導入しました。

 

で頑張って組み立てた後に出てきた音は美しいブリティッシュサウンドそのもの。

矩を超えない、聴いていてほっとする音でした。

 

メインスピーカーでリアルな再生を楽しんだ後は、こちらでモノラル盤を含めたレコードで秋の夜長をしんみりと聞きたいと思います。

 

レコードの世界は無限の楽しみがあるのです。特に昔の名人が入れたモノラルレコードには宝物がいっぱいです。

古い名品を中古レコード店で求めてお試しください。