昨年末にオークションで落札したスイス製の古いレコードプレーヤーの点検修理が終わり、少なくとも外見以外は新品同様になり業者さんが持ってきてくださいました。
トーレンス社のTD124というベルトとアイドラーを併用したレコードプレーヤーです。
以前から古い愛好家の間では英国ガラード社の301プレーヤーと比較されてきた名機です。
ずっと欲しいと思っていましたが中古価格が程度の良い物はかなりの値段で取引されており、新品を扱うオーディオ店では見ることができませんでした。
昨年末になんとかオークションで手ごろな値段の物を落札しましたが、どうも回転が変で修理が必要な模様です。
そこで当時これを輸入していた商社の方にお願いして、専門に修理をしていただける業者を紹介していただきました。
お願いして5か月。やっと修理が終わり昨日戻ってきましたが、回転部分や振動を吸収するインシュレーターなどが駄目ですべて取り換えて新品になったそうです。ここら辺は見積もりなしのすべておまかせです。
結果として年を経たくすんだ外観は変わりませんが、中身はほぼ新品に(業者の弁)。
早速これもオークションで落札したデンマークのオルトフォン社の50年近く前のカートリッジを付けての試聴です。こちらは外観はぼろですが、針先で発電した電気をすぐに直結したトランスで拡大するので音の鮮度は良いと思われるビンテージ品でした。
五所川原在住の物凄いオーディオマニアの方からの一品です。彼の話によると1000本ほどカートリッジを買ったそうです!
で肝心の出てきた音は、力強く音楽性に溢れた見事な音で長くオーディオをやってきてすれっからしになった小生の耳にもこれ以上の音はいらないなと思わせる音でした。
オーディオに進歩はなかった。。。。
ダウンロード音源によるハイレゾ再生が流行りですが、単に高域を伸ばしただけの腑抜けのつまらない音が大半で、こんなにも実体感のある音は絶対に聞けません。なぜならハイレゾは我が家にもあるからです。
〇〇〇〇さんごめんなさい。もう少し修行してください、なんちゃってねです。
日曜日に後輩を呼んで天国に行ってもらう予定です(^^);。
オーディオ温故知新でした。