先週木曜日の晴天でしたがとても寒い日に市ヶ谷の防衛省に初めて行ってきました。
当日水道橋のホテルでロータリークラブの東京OB会が4年ぶりに行われたので、その前半にどなたかがセッティングしてくれたようです。
身分証明書を見せ、見学料の700円!を係りの人にお渡しして大本営の地下作戦所に入ることから始まりました。
ここは昭和17年に大本営の総指揮所として建設され、7メートルの暑さのコンクリートの上に大量の土をかぶせた大きな施設です。
500キロ爆弾にも大丈夫なように作られたそうですがそれがどれほどの物なのかはわかりません。
空気取り入れ口は天井部分にありカモフラージュのために石灯篭が置いてあり周りは庭園になっていました。
おりしもアメリカではアカデミー賞の季節で、昨日作品賞ほか7つの賞を原爆のマンハッタン計画を完遂させ日本に原爆を落とすことに成功させたオッペンハイマーの物語が受賞していました。世界的な大ヒットだそうですが日本への謝罪も憐憫もなかったようなので日本ではどうでしょうか。私は絶対観に行きませんね。
その後三島由紀夫がバルコニーから檄を飛ばし割腹自殺を遂げた部屋や東京裁判の行われた大講堂などをしばし見学し割り切れない思いを胸に水道橋まで歩きました。
泊まったホテルは客がほぼ中華系一色で広いロビーには良くわからない言語が飛び交っていました。もう日本ではないようでした。