ヤフーオークションを眺めていたらアメリカ製のSACDプレーヤーが目に留まりました。
前面ガラスの特徴ある美しい製品です。
最近のオーディオは設計は本国でも製造は中国を含む東南アジア諸国でと言うのが常識になってきました。
アメリカ西海岸の名門スピーカーメーカーのJBLも木材が不足してかインドネシアで作っているそうですから、ありがたみも半減と言うところです。
さてくだんのCDプレーヤーですが解説には中身は日本のデノンだとありました。
でも出てくる音は日本の生真面目でつまらない音とはまるで異なり濃厚で官能的だそうです。
オーディオ機器の音は配線一つ、はんだ付け一つでも音がガラッと変わると言われます。要は最終的な音は音決めの人の好みで決定されるのです。
これが国民性と言うものでしょう。
最近日本製で800万円もする4つの個体からなる超ド級のCDプレーヤーが発売され話題となりました。当然のように各種オーディオ雑誌では最高級の誉め言葉で褒めちぎられ、各種の賞も受賞したようです。
でもとあるオーディオ店の方のお話では、どうも聴いてみると200万円台の海外製ネットワークプレーヤーの方がよく聞こえるとか。
海外製のCDプレーヤーは今やメカニズムは日本製が大半を占めています。
でも音はまるで違うのは聴いてみればすぐにわかります。
巷に溢れるオーディオ評論家の方々も、もう少し素直な評論が出来れば社会的な信頼性も上がるのになあと残念です。
亡くなった瀬川冬樹さんや岡俊夫さんが懐かしく思い出されます。
どなたも信念をもって厳しくメーカーにおもねらずに製品の評価を下していましたね。