伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

ツァーリズム再びの勃興

ミャンマーと言うよりはビルマと呼んだ方が日本人にはなじみが良い国で最近軍事クーデターが起こり、デモに参加した国民に向けて実弾が発射されて子供を含む数百人の犠牲者が出ている模様。

 

発展途上国特有の現象と言ってしまえば身もふたもないが、バックに中国とロシアがついているので反乱軍は居丈高で何とかの威を借るキツネ。

 

でもミャンマー大部分の国民が頼りの国連は、拒否権を持つロシアと中国が制裁に反対するから何もできません。

 

今の国連は理想的な世界組織でも何でもなく第二次大戦後に出来た連合国(United Nation)にすぎないのです。

だから日本がいくら金銭的にあるいは人的にも貢献しても常任理事国になることはできません。国連にはいまだに敵国条項と言う文章が残っており、日本にはいつでも連合国は攻撃することができるのですがこれは決して学校では教わりません。進駐軍のWGI(ワー・ギルト・インフォメーション)がいまだに日本の教育やマスコミ報道をゆがめているのです。

 

さて農奴制が敷かれていた帝政ロシア時代の遠い昔の出来事と思っていた皇帝支配のツァー(皇帝)リズムは、ロシアのプーチン、中国の習近平に脈々と受け継がれ消えることはありません。だからこれらの国には未来永劫民主主義は根付きません。

 

手塚治虫のワンダースリーのように、宇宙連合が地球人を危険な存在として根絶やしにしなければいつまでもどこかの国でアメーバのように増殖し続けるのでしょう。