レコードの始まりはエジソンのろう缶だが普及したのは南洋の、
虫の糞を固めたシェラック盤にラッパ吹込みで記録したSPレコードが始まり。
当時はダイレクトカッティングだったことになるから、ロスのない理想的な録音ともいえましょう。
だからいまだに蓄音機によるSP盤に人気があります。
そしてそれを再生する理想はアメリカ製ヴィクトローラ・クレデンザかHMV.
再生には箱の横についているぜんまいを巻き上げて戻る力を利用してレコードを回し
盤に落とした鉄針や竹針で音を出します。
再生帯域はとても狭いが音の生々しさは凄いものがあり、
まるでそこで演奏しているかのごときリアルなのが人を引き付ける理由です。
10年ほど前に買ったその蓄音機が先日断末魔の叫び声をあげて逝きました。
ぜんまいが切れたのです。
購入先にメールすると日本に一軒だけ修理してくれるところがあるそうです。
でもばらすのが面倒で3か月放っておいたままです。
骨董品をあつかうのは大変ですね。
これがクレデンザ。福岡のオーディオショップのものです。
音が大きい時には前の扉を閉めます。
我が家のものは開店休業中。