伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

初めての夜行バス

以前患者で床屋さんを経営している方が従業員の慰安旅行に長距離バスを利用して経費を下げた、

と言う話をしていました。

自分が乗ることはないだろうなと思って聞いていましたが一昨日の地震で新幹線がストップ。

上京していたので新幹線で帰れなくなりました。

運悪く翌日は朝からインプラント学会の専門医臨床技術向上研修会です。

もう支払いは住んでおり何があってもお金は返さないと(笑)書いてあります。

 

なので取れる手段はただ一つ、床屋さんから聞いた夜間高速バスの利用です。

早速新宿まで中央線で行き、11時20分の仙台方面行を予約しました。

最初の窓口では6800円の宮城交通。窓口の方が親切にもJRの方が安いですよとのことで

隣に移動して3900円のを買いました。新幹線の三分の一です。安い!!

 

全国に出発するバスに乗る客で広い待合室は一杯。

安全のために出口付近の換気がよさそうな場所に座りました。

ゆらゆら揺られて6時間。

疲れ果てましたが、短い人生たまにはこんな経験もいいものです。

バスの車内です。三人掛けでカーテンで仕切ることが出来ました。

暗くしても寝ることは不可能です。安いのが取りえ。

仙台宮城の感染爆発は東京由来

ここ数日仙台市内と宮城県内の武漢ウイルス感染のニュースが飛び交っています。

今までわずかな感染ですんでいたのが東京並みの感染者数の急激な増加に街はパニック、でもないか。

 

タクシーの運転手の話ではこれは国分町由来ではないと。

国分町で飲んでいる人は今いません。

原因は311東日本大震災10周年記念行事で東京からおおぜいのタレントやその取り巻き、

テレビ局が押し寄せたせいだと言います。

まさに降ってわいた災難で、小さな親切大きなお世話の典型になりました。

 

仙台市は四月十一日まで非常事態宣言を発しました。

国分町由来でなければ意味はないけどね。

そこに山があるから上るのだ

イギリスの登山家のヒラリー卿はこういいました。正確にはなぜエベレストに上るのかと聞かれ、

「なぜならそこにエベレストがあるからだ。」です。

昨日最終公演を聞いた中村社綱先生もたぶん同じです。どうしてそんなにいつまでも頑張るのですか?に、

なぜならそこに新しいインプラントと新しい治療法があるからだ、でしょう。

 

ヒトは何かに没頭するとそれが生き方そのものに置き替わり、人生の目的と化します。

知人のスーパーオーディオマニアも半年と同じスピーカーを鳴らしません。

ああいい音ですねと感心した翌年にはもう別の巨大スピーカーがさらにいい音で鳴り響いています。

普通の人には常軌を逸した行動と見えるでしょう。

 

でもまあインプラントにしろオーディオにしろ悪い女に入れあげて破滅的な人生を送る?

よりははるかにましです。

基本的に両者は倫理的には聖人君子。ただ目的のために手段を択ばず無尽蔵にお金を使うのが欠点かな(笑)。

師匠は海外での勉強に3億円以上使ったと言っていました。

狂気の沙汰と言っていいでしょう。

 

ニュージーランド生まれのヒラリー卿でした。

1953年に世界で初めてシェルパと一緒にエベレストの登頂に成功したと書いてあります。

ネットからいただきましたが英国系の端正なお顔ですね。

 

ガイド教室の〆

昨晩は博多にジャルパックで行き師匠の最終講義を見て聞いてきました。

40数年前に大学を卒業以来片時も休むことなく走り続けている先生です。

研究臨床教育の三本立てをずっと続けているのは驚異です。

常人のとてもまねのできることではありません。毎日仕事をして土日は講演に没頭しています。

30年以上前からの知り合いなので師匠と言うよりは友人です。

 

お金に綺麗で女性問題は皆無。そんなインプラントの研究会の会長はほとんどいません。

皆何かの問題を持っていることが多いのです。

歯科医はやっぱり程度が低いのか?

 

しばし考えてしまいます(笑)。

最近多い口腔がん

スタッフの歯科衛生士嬢が定期健診で訪れる患者さんをこれでもかとしつこく見ていますと、

粘膜に白く潰瘍様の物を見つけることがあります。

大概は熱いものを食べて表面が傷んだだけなのですが、時として数か月にわたり消えずに

みているとだんだん広がってくる人がいます。

 

これはたいてい白板症という前がん状態か本物の扁平上皮癌の事が多いのです。

随分と年配の方は上顎の後ろに出たので大学で顎骨切除をして今は健康になりました。

最近同級生が似た症状を呈したので現在大学で検査中です。

 

口の中の潰瘍はほおっておいていいことは一つもありません。

いたくなくても歯科医師によく見てもらい必要なら大学に紹介状を書いて

いただいてください。

 

食べ物に発がん性の成分が多くなってきた気がします。

舌癌や粘膜のがんは頻繁にみられるので注意が必要です。

 

保養所の大改装

スタッフの保養所として30年以上前に購入した蔵王の別荘です。

一年に何度も使わないので壁や床にはカビが生え、屋根裏にはハクビシンが走り回り

糞尿がいっぱいでした。

そこで昨年末から大工事に入り腐った板の張替えと和室の畳を取り払い

フローリングに置き換えました。

もうカビのにおいはしません。蔵王の新鮮な空気のにおいだけです。

 

ついでにテレビ関係も大画面のプロジェクターを装備し家の大型スピーカーも運びこんだので、

スタッフも大画面でカラオケや映画を見ることができます。

そして暖かくなったら皆でバーベキューでもやろうかなと考えています。

 

少なからぬ出費でしたが福利厚生はお金がかかるものです。しょうがないですね。

 

転がる石に苔むさず

今晩博多でノーベルバイオケア社のガイド教室を12年前に立ち上げた師匠が最終講義です。

立ち上げ以来日本全国に安心安全のインプラント治療を普及する目的で教室を増やしてきました。

わたしもお誘いを受け微力ではありますが協力してまいりました。

 

インプラントの設計にはシンプラントというソフトが最も早く世界に向け発売されましたが、

ノーベルガイドはさらに進んだシステムで自由自在に設計ができ最も優れたものとして、

世界中に広がりましたが、組織だって行われたのは日本だけです。

 

平面のレントゲンだけではピンポイントの手術は困難を極めます。

年間100症例近くこなす歯科医でなければ上達はなかなかおぼつきませんでした。

それがCTを利用した精密な設計と精密なガイドの作成で誰でも手術可能になったのは

臨床例の少ない歯科医師はもとよりより我々熟練の歯科医にとっても朗報でした。

手術中に設計通りにぴったり行くのでストレスがかなり軽減されます。

 

師匠の中村社綱先生は大学を卒業以来たゆまぬ努力で歯科医の先頭を走ってきました。

でも人間始まりがあれば終わりもあります。

 

これからは全国の塾長のところを回りアドバイスを与えていきたいと話していました。

 

転がる石に苔むさず。

いつまでも輝き続けていただきたいと願っているのです。