ハッブル望遠鏡に続き打ち上げられた超高性能宇宙望遠鏡のジェームズウエッブ宇宙望遠鏡ですが、その高性能な画像からビッグバンはなかったのではないかという疑念が巻き起こっています。
元ヘビー級プロボクサーのエドウイン・ハッブルの観測で分かった遠い銀河ほど早い速度で互いに遠ざかっているという発見から、時間を巻き戻せば最初は一点から始まったのではないかという素朴な議論が巻き起こりました。
これは何もない一点から爆発膨張が起こり、光の速さを軽く超えるスピードで空間が膨張したというインフレーション理論です。宇宙はもともとそこにあっただけという定常宇宙論者のフレッドホイルが、ラジオ番組で初期宇宙膨張説をからかって話した「それなら最初にドッカン(BIG BANG!)と爆発したんだね!」と言ったのが呼び名の始まりとされています。
真空は決してゼロエネルギーではなく常に揺らいでいる高エネルギー体であるとの認識が現在は知られていますが、アインシュタインの相対性理論からもビッグバンは導かれると言います。でもゼロエナジーから凄まじいエネルギーが解き放たれた証拠は見つかっていません。見つけられれば地球のエネルギー問題はすべて解決してしまうでしょう(笑)。
そうなると中東やロシアのような産油国は沈没ですね。
衛星KOBEによりビッグバンの名残の波動である宇宙背景放射が観測されたというのでノーベル賞が関係者に行きましたが、今回のジェームズウエッブによる観測ではその信頼性が揺らいでいます。
まずビッグバンでは爆発して数億年後には暗い銀河しかなかったはずなのに、物凄く明るい銀河が予想の10万倍も観測されたことが一つで、さらには大きな銀河は小さい銀河がぶつかり合ってできたのだから形が崩れているはずというコンピューターによるシミュレーションが現実とは合わずに、遠くの銀河がみな丸く綺麗な形をしていたことです。
これでは宇宙は大爆発で始まったのではなく最初からたくさんの銀河があったということになります。
宇宙は果てしなく広がる空間にただ昔からあり続けているだけなのでしょうか。
始まりも終わりもない宇宙。
それも良かろう、はっはっは(by水戸黄門)。(^^)。