保険医協会から送られてきた雑誌月間保団連を見ていたら認知症患者さんへの接し方が丁寧に書いてありなるほどとひざを打ちました。
書いている人は医師ではなく地域福祉政策に携わっておられる方です。
それにはまず認知症の人が見ている世界を知る、と言うのが大事であるということだそうです。
認知とはわかるということでこれが遅くなり第三者の言葉を素早く理解できなくなっているということでした。
だから話すときにはジェスチャーも入れてゆっくり話し、忘れてもいいんですよと言う気持ちで接してやるのが肝要との事。
最近私もタレントの名前を思い出せないことなどが起こりますがこれは日ごろ関係のないものは脳の引き出しの奥深くにしまわれているからでしょうし、小さな脳梗塞が起きているという人もいます。
でも頑張って思い出そうとすればどこかの脳の回路がつながって殆どの場合に思い出すことは可能です。
私淑していた渡部昇一先生は勤務していた大学への行き帰りのタクシーの中で毎日ラテン語のことわざ辞典を暗記していたら一年ですっかり覚えられたそうです。
凄いですね。
さらに良い副作用としてずいぶん昔の忘れ去っていた出来事なども次々に思い出せて驚いたと話していました。記憶力は年をとっても鍛えられると実証したのです。
記憶の中枢の海馬がMRIで調べたら人の倍ぐらいになっていたそうですから器質的変化も実際はあったのですね。
私も卒業以来歯医者の勉強ばかりしていてもしょうがないので、文学も物理・数学も歴史もごたまぜに勉強しています。
顔のシミは増えてきましたが脳のしわは減っていないと勝手に類推していますが
さてどうでしょう(笑)。