伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

同級生の離職

政府は国民年金の支給時期をさらに五年延長の方向で動いているという話です。

 

これではさんざん積み立てさせられて最期は生きてるうちにはもらえないというひどいことになりそうな予感がします。

 

日曜日にゴルフをした同級生の小児科医のT君は耳が遠くなり聴診器で心音が聞きずらくなったので涙を呑んで引退したと話していました。

 

医院にお誘いの電話を掛けたらいつもの声が電話口からしなかったのでわけを聞いたら他人に譲渡して年金暮らしになっていたとか。肝心の年金額は毎月10万ちょっとだとか。これでは生活はできません。

 

持病で心房細動があるので血液が流れにくく、血液がサラサラになる薬をいつも服用しているそうですから下手に転んで出血したら大変です。韓国の雑踏には行けません(苦笑)。

 

それでもゴルフ場では物凄いドライバーをかっ飛ばしていて引退した病人とはとても思えませんでした。

 

医者になった同級生はたくさんいますが、若くして亡くなったり公務員を定年になったりで開業医として働いている者もほとんどいなくなりました。医者は聴診器が使えなくなったら終わりだというのも今回初めて知りました。耳が命ですね。芸能人は歯が命。

 

いい補聴器を作ろうと思って調べたら150万ほどかかるそうです。

もっとも医者の商売道具の耳に補聴器を掛けながら診察されてもなんだか患者としては心配ですが(^^);。

 

なんともいえない笑えない話です。