先日札幌のキタラホールで、サラ・オレインさんのこの世のものではないような凄い歌声に酔いしれてきました。
オーストラリアから日本語の全くできない日本へきて、東大で勉強をして瞬く間に日本語を習得したそうです。勉強したのは天空のラピュタだとか。なんだかすごい話です。
彼女もデビューして十年が経ちました。ずっとファンクラブの会員で追っかけをしています(^^)。
何か国語も話せ、ピアノもバイオリンもそこらのプロより上手で葉加瀬太郎や高嶋ちさ子など目でもありません。当日もすごい演奏をしてくれました。
最後に歌った「誰も寝てはならぬ Nessun dorma 」はオペラ歌手が裸足で逃げ出していくような絶唱でした。
でやっぱりオーディオではそこまでの音は出ないなあ・・・です(笑)。
楽器や人の声は物質波でスピーカーから出るのはコーン紙の振動ですからもとより比較する方が無理と言うものです。物質波はちいさな音量でもどこまでも遠くに音が浸透していくのです。夜の虫の音は物凄くはっきり聞こえますね。あれです。
巷のオーディオ小僧たちはそのそもそも比較しようがないものを追いかけているので滑稽と言えばこれほど滑稽なことはありません(^^);原音再生は端から無理なのです。
先日とある高級オーディオの輸入会社の社長さんが自宅に見えた際に、とんでもないお金持ちの社長さんがそこの超高級アンプを聴きたいというのでお持ちしたそうです。
我が家にあるアンプの高級版。
すると件の社長さんは自宅のでかい、重い、高いの三拍子そろった国産のE社の有名アンプと切り替えた際、顔面蒼白とはならぬまでもこれは物が全然違うぞ!と言ってその持ちこまれたアンプを二台購入することにしたそうです。
で一台は三千万!ですから二台でちょっとしたマンションの一室かベンツの最高級車マイバッハが軽く買える金額です。あるところにはあるものですね。
銀座で大騒ぎしてコマーシャルをすべて吹っ飛ばしてしまったあの俳優さんもおとなしく家で高級オーディオに手を染めていればと思わずにはおられませんでした。
そのアンプスイスのFMアコースティックは疑いもなく世界最高峰のアンプです。
これを聞いたらあとはゴミです、ととあるオーディオ店をやめた店員さんが言っていたのを思い出しました。
音は国民性の違い、文化の違いでしょう。とにかく美しく透明感に溢れた音です。
FMアコースティック社の社長さんはクラシックのレコードしか聴かないそうで、デジタルは全く眼中にないそうです。Me too。
私は値段の安いうちに買っておいてよかったなあと思っています。
その会社の製品は毎年値段がバンバン上がって、今買うと四千七百万円にもなっていました!