長ったらしい名前の研修会が好天の昨日、ネットで行われました。
外はピーカンの秋晴れで蔵王の山々も真っ赤に紅葉し、最高のハイキング日和でしたがこちらは日の当たらない部屋で缶詰です。
朝9時半から夕方までで休憩はほとんどなく、ランチもわずか30分で6名の講師によるインプラント技術の向上に関する講習でした。
それぞれの講師が体験的なことから医科の精神医学の分野まで幅広く話をされたので、普段はつまらないと思っていた講習会があっという間に時間が過ぎていくようで楽しかったです。
特に傾斜埋入の第一人者の講師は術中の動画を持参で来たので面白く、全額のオールオンフォーでは鼻腔底の粘膜をあらかじめ外からのアプローチで剥離しておくと鼻腔底の骨に食い込ませやすいと話していたのが実践的でした。
彼は基本的にオールオンフォーの時はサージカルガイドを使わずにドリリングをするということなのでよほど空間認識能力にたけている方なのでしょう。
我々は安心のために必ずサージカルガイドを使うよう若手にも指導しているのでちょっとした驚きでした。
それからいつまでも痛みを訴える患者さんは精神科領域の事が多いので、どうやって精神科への誘導を行うのかが難しいということでこれは歯科医師の永遠の課題でしょうか。結論は出ないようでした。