伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

風船爆弾

中国からの偵察風船がアメリカで撃墜されてからすぐに、アメリカからもたくさん飛んできていると中国外務省が発表してにぎやかになっている。

 

偏西風は地球の回転に伴なうコリオリの力で起こるものだとは高校生の頃に地学の時間に羽鳥先生から教わった記憶がある。目玉のおっきなビックリと言うあだ名の先生でした(^^)。

 

物体が回転するとき回転軸に垂直な方向に力が働くのは発見者の名前から良く知られている事実だが、氷上で回転するフィギュアスケートスケーターが転ばずに滑れるのもこの原理のおかげです。

 

この原理に従えば地球の西へ向かう回転で北半球では西から東へ風が吹くことになり中国はそれをもとにアメリカにスパイ風船を飛ばしたことになる。中国はちゃんとコリオリの力を理解していたのだ。だから決してアメリカからは中国に風が吹かないのでその逆は無理筋な話(笑)。

 

先の大戦で日本軍が飛ばした風船爆弾はうまいこと偏西風に乗り、アメリカ西海岸の山に落ちて山火事を引き起こしてアメリカ人をびっくりさせたことなどはその昔少年マガジンで子どもの頃に知りました。

 

中国軍がアメリカ並みの偵察衛星で高高度の宇宙空間から軍事施設を俯瞰できるならこんな手の込んだ原始的な方法ではやるまいに、ばれて世界中の失笑を買ってしまい大変に残念でした。

 

日本にも同じ気球が現れてひと騒ぎありましたが今度は領海内に入ったところで自衛隊機が安心して爆破撃墜するでしょう。前例があれば遺憾砲を打つこともなく直ちに実弾で撃ち落とせるのはありがたい。

でも撃ち落とすには法律では一応警告をしなければいけないとかでこれはあまりにばかばかしい。

誰も乗っていませんけど。

 

ロシアと中国は子供でも分かる嘘を、朝から晩までのべつ幕なしに垂れ流す国連の常任理事国です。

 

国連ではかの国に手も足も出ない非常任理事国の我が国に、インテリジェンスの格段の充実が叫ばれるゆえんでもあります。

 

国会は何をしてるんだ!