コロナ禍で国民誰もがストレスでまいっていますがこんな時こそクラシックです。
まあ音楽はなんでもいいのですが、体にいいのは穏やかで美しい曲でしょうか。
クラシックはジャズと違いすそ野が無限大に広い。
どこまで追いかけても端が見えない音楽です。
その中でもベートーベンは最盛期に耳の疾患でほとんど聞こえなくなると言う
悲劇を経験しながらも自己の強い意志で次々と曲を書き続けて死んだ偉人です。
ベートーベンのピアノソナタはどれも素晴らしいですが14番は月光ソナタとして有名ですね。
ウイルヘルム・バックハウスをぜひ聞いてください。お勧めです。
さらに深い所ではロシアのピアニストのアナトリー・ヴェデルニコフの人類の遺産ともう言うべき
名演もCDで聴くことができるでしょう。
精神が深い所に沈潜し、自分を振り返る良い契機になるはずです。
ベートーベンのピアノソナタを全部聴く必要はありません。
この四曲でもベートーベンの素晴らしさを体験できるでしょう。
鍵盤の師子王と言われたバックハウスは永遠のスタンダードです。
スパイの汚名を着せられ殺害された両親を持ち自身も瀬尾際で生き延びた人。
モスクワ音楽院の教授として亡くなる寸前まで西側への演奏旅行は許可されなかった。
全ての演奏が人生の深さを感じさせる人類の至宝ヴェデルニコフ。
発売当時日本レコードアカデミー大賞を受けたのは当然の帰結でした。