伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

宗教法人への課税

日本では伝統的なお寺から新興宗教までほとんどが非課税の恩恵を受けている。

 

母が亡くなるすこし前にお墓を購入した駅裏の日蓮宗の大きなお寺など五重の塔や山門を檀家の莫大な寄付で建て替えして遠くからも威容を誇っている。

 

仏大きくて尊からずとは良く言うものの宗教に疎い庶民には何となくでかい寺が貴く見えるものです(笑)。

 

しかしながらこんな大きな建物を建てられるのもひとえに宗教は非課税と言う原則があるからで、お布施や献金やらが課税対象になれば寺は土地の大半を売って僧侶の給与に当てねばならず大半の寺は廃寺になるでしょう、アルプスの少女ハイジ(^^);

 

江戸から明治になり神仏判然令が発布され神社における仏教的要因を排斥することがありました。

 

江戸時代は多くの寺が幕府からの援助で食べていたのでそれがすべて禁止になり天皇が神の神道が正式な日本の宗教となったのです。それまで仙台藩内の寺は1308寺を数えましたが大半は廃寺となり、岩沼の竹駒寺もかろうじて廃寺を免れて竹駒神社として寺の坊主は今度は宮司として存続が許されたようですが政治的やり取りがあったのでしょう。これは同級生から送られて来た仙臺郷土研究と言う雑誌に書いてありました。

 

ですから今ある寺の隆盛は戦後に国家神道が占領軍により禁止されたために息を吹き返したことによるものと言えるでしょう。

 

戒名で何百万円も払った人が極楽浄土で高い地位につけるなどお笑い以外の何物でもありません。父が亡くなった時になんでこんなに戒名が高いのですかと聞いたらいみじくもその坊主が「ブランド料です。」とのたまったことは忘れられない。死んだら無宗教で家族に送られたいと思った。

 

人は死んでも脳内の情報は宇宙に残るから人は不滅だという議論もありますが、いまだかつて宇宙から死者からのシグナルの交信は確かにある、という一部の狂信的な人を除いて感受出来ていません。先年亡くなったスティーブン・ホーキングは死んだらただの壊れたコンピューターでそれで終わりだ、天国とは死を恐れる人間が考えた幻だと言っていました。

 

安倍元総理を殺した男の母が入信して全財産を寄付したとかいう韓国の宗教は、日本人からは取れるだけとれと指示を出していたとかニュースにありました。

 

これらの献金が日本を迂回して隣国に皆流れていたのですから心穏やかにはいられません。

 

でも現日本国憲法の下では信教の自由が保障されていますから一概に違法とは言えないのです。

現にあちこちで当該宗教による宗教差別を禁止する訴えが議会に陳情されているのです。

 

最後は憲法争議となるでしょう。宗教法人側に良い弁護士が付けば国はどうなるかわかりません。

 

最初から宗教法人は課税すると憲法に定めればいいだけですべてがうまく収まります。

 

憲法改正は西側レッドチーム参加国の暴走危険度も含めて風雲急を告げているのです。