伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

命の値段

日本では戦後、人の命は地球より重いという概念が大手を振って歩いて来た。

誰しも自分は他人よりも長く生きたいと願うしいつまでも生きていると錯覚している。

でも現実には寿命と言うものがあり男は81歳女は90歳近くでこの世とおさらばする。

バンパイアのようにいつまでも生きていたら地球上に人があふれて食料難になってしまい、

結果戦争になり殆どの人は死に絶えてしまう。ある年齢が来て亡くなるのは当然なのだ。

 

最近のネットニュースで銀河連合の宇宙人からトランプ大統領とイスラエルの首相が

宇宙人がいるということをまだ公表しないでくれと言われたとか(笑)。

銀河連合は地球人の存続を心から祈っているらしい。

 

でも昔読んだ手塚治虫のワンダースリーでは、いつまでも争いをやめない地球人に

愛想をつかした銀河連合が決議をして地球を宇宙から吹っ飛ばしてしまおうと、

反陽子爆弾を持たせた三人の宇宙人に地球の動物に姿を変えて送り込んでいた。

子どもの頃はそれが本当になりそうで怖かった思い出がある。

 

最近アメリカ国防総省は高速度で異常な飛行をする物体の映像を公表し、

得体のしれない何者かが空を自由に飛行しているのを認めている。宇宙人はいるのだろう。

地球を吹っ飛ばす方でないことを祈るだけだ。

 

コロナ禍で命の選択が話題になっている。

今まで65歳以上は病院入院だったのを医療がひっ迫してきたので70歳に引き上げると

東京都知事が発表して物議をかもしている。

 

でもそもそも北欧では高齢者で治療の手立てがない老人には無駄な延命処置はしていない。

ぎりぎりまで生かして医療費を湯水のごとく使う日本のスパゲッティ症候群とは真逆。

向こうでは食べられなくなったら胃ろうなどせずに自然に枯れるように亡くなるのを

家族とともに見守るのが普通だ。

 

自分の最期はそうありたいと願っている。できれば最後まで意識があるがんで死にたいものだ。

宇宙連合に地球を吹っ飛ばされないように殺し合いはやめましょう。

手塚治虫の傑作ワンダースリー。