昨日は一日職場のコーピューターの前でリモート講習会を受けていました。
日本口腔インプラント学会の専門医技術向上研修会です。
コロナ禍でいつもの大学での講習会が開催できずネットでの講習となりました。
参加費は一万六千円と高価ですが、次回の専門医の資格更新時に必要な単位なので仕方がありません。
ネット開催なので理屈では何万人も受講できるので学会はウハウハだったでしょう(笑)。
実際は600名から800名の受講受付だったそうですからいつもの十倍にはなったはずです。
今日は一転してヨーロッパインプラント学会が流してくれるリモート講習会を見ています。
こちらはタダです。
高名なフランスのフランクレノア先生がヒューマンエラーについて話をしています。
インプラント治療で一番多い失敗は人間の技術的なエラーで、これを重視すべきだと言っています。
どんどん歯科医療が発展して行っても器械をあつかうのは人間です。
人間の本質をよく理解しないと失敗は永遠に減らないと彼は以前から言っていました。
思い込みや慣れが一番の大敵であることは勉強会の若手もよく経験していることです。
驕らず高ぶらず。若い時は気が付きませんが、人生で最も大事なことです。