伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

卑弥呼はいなかった

今日は朝から晩までインプラントに明け暮れましたがその骨休みに東北大学名誉教授の田中英道先生の本を読んでいますが、その本には驚愕の事が書いてあります。

 

なんと卑弥呼はいなかった!

 

西洋美術史の権威で長くフランスやイタリアで研究論文を書き連ねた氏は、日本に帰ってきて日本の歴史学会が左翼の歴史観に席巻されていることに驚きます。

 

さらに中国を偉大な国として文献をあたかも真実のごとく崇め奉っている姿勢に驚いたと言います。

 

彼は古代日本を支配していたのは卑弥呼と言う女性であったという魏志倭人伝の一節があたかも真実のように独り歩きしていることに違和感を持ちました。

 

日本に文字がなかったのは島国でどこからも侵略されることが無く平和だったからで、文明がなかったわけではありません。

その証拠に中国や韓国よりはるか昔の縄文時代に土器や土偶がたくさん発見されているのです。

 

ですから文明は中国から朝鮮を経て日本に来たのではなく、逆に日本から大陸にもたらされたものなのです。実際日本人のDNAは大陸や半島の物とは全く異なっているのが最近の研究でわかっています。

 

まるで宇宙人のような遮光土偶は南米各地の遺跡からも発掘されていますが、これは宇宙人などではなく、近親相姦の結果奇形児が生まれたと考えた方がいいと言っています。

昔は奇形児は何か不思議な力を持つ神聖なものとしてあがめられたと言います。

 

日本の皇室でも渡部昇一先生の話によるとずっと近親婚が行われた結果、天皇の早世が見られたりするのが常だったそうですが、それでも12回ほど近親婚が続くと突然物凄い天才が生まれることがあったそうです。

 

その例が聖徳太子で、一度に何人もの人と話が出来たという天才でした。

 

さかのぼって魏志倭人伝の卑弥呼ですが日本全国どこを探しても卑弥呼の墓も神社もありません。

これは絶大な権力を持っていたという話と大変に矛盾する話ですね。

 

だから卑弥呼はいなかった、中国人の創作であろうという結論のようです。

そもそも魏志倭人伝は見聞録にすぎないので真実味は最初からありませんでした。

 

書かれた文献を金科玉条のように崇め奉る歴史学会とは、まことに因果な集団です。