日本の軽自動車は国内販売専門で海外では売られていません。
欧州の安全基準に達していないからです。
そんなものを日本で販売していいのかとなりそうですがそうはなりません。狭い国内でちょこっと使いに適していますし、なによりも税が安い。
でも高速道路を走っていると真っ黒な軽自動車が100キロ以上のスピードで追い越していくのをよく見ます。ぶつかったらひとたまりもないのによくやるなといつも思います。
普通乗用車のセダンタイプは前方にエンジンが収納してあり、わざと壊れやすくしてあるので事故の時も前方がつぶれて車内に出来るだけ衝撃が行かない造りになっているのは皆さんご存じです。
昔スウェーデンに行ったら空港内にボルボが何台も積み重ねてあって、これだけ丈夫ですと世界基準の安全性をうたっていましたが今ははやりません。車は壊れて人間を守るように変化したのです。
BMWは最初から正面衝突時にエンジンが斜め下に滑り落ちて客室内に突っ込んでこないように設計してありました。長い間この車を利用している理由です。安全はお金で買うのです。
一方でテレビで事故のニュースを見ますと死者が出ている場面でほとんどの場合軽自動車が出ています。クラッシャブル・ゾーンが前方になく正面衝突の時はダイレクトに中の人が衝撃を受け止めなくてはいけないからでしょう。
軽自動車は走る棺桶と心得て、安全運転に務めるべきです。