伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

最期はいい音で

朝のNHKラジオのFM放送で英国の作曲家エルガーの作品をやっていました。

今日は今年初めての雪でしたのでいつもより三十分早く家を出ましたがそれでも大渋滞でした。

渋滞でいいのはゆっくりラジオが聴けることです。

 

エルガーは40歳の時に作曲した「威風堂々」で国民的作曲家となりましたがその後低迷し、

いい加減忘れ去られた60歳の時に再び「チェロ協奏曲」で名声を獲得した稀有な作曲家です。

 

夭折したチェロの天才少女ジャクリーヌ・デュプレの名演を昔、耳タコの様に聴いた記憶があります。

何とも言えない哀愁に満ちたその響きは人生最後の瞬間に聞きたい曲の一つです。

 

長い間良い音を聴くために装置やソフトをとっかえひっかえしてきましたが幸い今が絶頂期。

良い装置で良い音楽を聴きながら両親の待つあの世に行きたいものです。

 

ロータリーの知人は葬式に流す曲まで指定して亡くなりましたが何となく気持ちはわかりますね。

彼はフォーレのレクイエムでしたがこれは元大統領などのフランスの国葬で流す曲。

私はそこまで図々しくはない(笑)。

多発性硬化症のため42歳で夭折した天才ジャクリーヌ・デュプレ。

サー・ジョンをバックに演奏したエルガーは畢生の名演となった。

チェロはストラディバリウスの最高傑作として名高い物。