NHKの朝ドラでやなせたかしの事を放映している。
大学生当時大好きだった手塚治虫のストーリー漫画とは対照的な静的なイラストに不思議な魅力を感じていたものだったが、俺には描けないなという思いだったのを覚えている。
一方で彼の「詩とメルヘン」という雑誌が好きで時々購入していた。
美しい色使いのイラストと情緒あふれる彼の詩は読むほどに心にしみこむ気がして夢中になったがついぞそちらに自分の絵の方向性が向くことはなかったから孤高の存在だったのだろう。
実は高校生の頃図書室に彼の詩を添えたイラストが飾ってあって今でもその詩をそらんじて言えるほど好きだった。
それはピエロが逆立ちをしている絵で、そのわきに「生きているからには 辛い時もある 照る日くもる日いろいろさ 雨降り 風吹き そして晴 これが人生 それが人生 」の言葉。
遠い将来どころか近くの将来さえ見通しのつかない高校生時代。
この言葉に励まされ今の自分がある。