伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

パンダ・パンダ

1972年の今日、田中角栄の尽力による日中国交回復の象徴として中華人民共和国からパンダ二頭が上野動物園へ送られた。

 

当時は日本国中パンダブームで、上野動物園には長蛇の列ができたとニュースでやっていたのをいまだに覚えている。

 

でももとはと言えばパンダは中国の物ではなく、チベットの動物。

 

それをチベットを侵略した中国共産党が強奪し世界各国にコネを付けるためにばらまいたお土産だった。

そして二頭は頂き物ではなく一年に一億円と言う賃貸料を支払い借りていたものとは最初は全く国民には知らされていなかったから二度びっくりだ。

 

しかも生まれた赤ん坊パンダはかの国に戻す義務があるとかで生まれた生れたと当時喜んでいた日本人のお人よしにも限度があろうというものだ。

 

当時のチベットの惨状は聞きしに勝るもので、生き仏としてチベット国民の尊敬をあつめていたダライラマさんは命の危険を察知して雪深いヒマラヤを命がけで越えてインドにたどり着いて今がある。

実際チベットでは「宗教はアヘンだ!」と叫ぶ紅衛兵により数十万人の僧侶が殺害された。

 

アメリカ映画チベットの七年間「セブンイヤーズ イン チベット」では若き日のブラッドピットがダライ・ラマと過ごした日々が回想され、いかに残酷にチベットが中国により蹂躙されたかが描かれている。

 

白黒模様の可愛いパンダは実は血塗られていたのである。