おフランスは芸術の都。映画も音楽も料理もすべて世界の一級品です。
おそ松くんで嘲笑の的だったイヤミは、口癖が「ミーはおフランス帰りざんス」だったねたしか(笑)。
で真っ黒なレコード盤だがこれがフランス物は実に音が雅(みやび)で美しく、それに比べてドイツ盤は音が固くてキンキンして国民性を良く表しているといえましょう。
フランスのエラート盤はレコード番号のSTUが特に音が良く、ドイツのグラモフォンは初期のゆり花マークの138や139のものは良かったがそれ以降のレコード番号2530や2531は音が固くレコードマニアには概ね不評だ。デジタルになってますます音が悪くなったと感じている。
昨日ヤフオクで落札したエラート盤のモーツァルトのK107に針を落としたら得も言われぬ香気を放ってしばしうっとりと聞き惚れてしまった。
演奏がピアノに名手のヴェイロン・ラクロワで指揮がカール・リステンパルトだからむべなるかなと言ったところでしょうか。
リステンパルトはバッハのフーガの技法をオーケストラ用にアレンジして心の奥深くに染み入るような名演をやはりエラートに残していて昔から私の愛聴盤です。
また良い音の秘密は、ドイツ製のクラウディオという精製水で超音波洗浄を行い乾燥までしてくれるバカ高い洗浄機の影響もきっとあるでしょう。
一手間かけても労に報いてくれる音の良いレコードを探すのがこの趣味の一番の醍醐味です。