別荘の余ったオーディオを差し上げた知人より電話があり物凄く良い音ですとのこと。
安心しました。
やはり余ったものを処分する際には価値のわかる人に差し上げるのが一番です。
子どもの頃に小学校の隣に座っていた町立病院長の息子にうちの母が丹精して育てた何かのお花を鉢に植えてあげたことがある。思い出してもきれいな花だった。
田舎ではいっぱしの文化人だった病院長の妻に息子をよろしくと言う意味合いもあったのだろうが、あにはからんやそう事ははうまく運ばず遊びに行ったら庭の隅に放り投げてあった。おそらく自分の母には告げず放っておいたのだろう。子供は、と言うよりは人によるがまあそんなものだろう。
その子は途中から仙台の小学校に転向し、中学もお手伝いさん付きの別宅から通い医者を目指したそうだがどうもうまくはいかなかったようだ。
後にくだんの院長先生と国民健康保険審査会でばったり出会いお互い審査員だったのでびっくりしたことがあった。懐かしげに名前を呼ばれ恐縮したが息子の話は出なかったから親の希望通りにはいかず普通の会社員として生活していたのだろう。
で知人は早速家の真ん中に貰った英国製のアコースティックエナジーのスピーカーをスタンドに乗せて置き、恐る恐るこれも英国製のLP12レコードプレーヤーを置き光悦のカートリッジにオルトフォンのT30トランスを繋ぎアンプに接続して大好きなジュリーロンドン(これも差し上げ物)を掛けたという。
そうすると今まで聞いたこともないような美音がスピーカーからでて心底感動したという。
こういうことを言ってくれる人は最高ですね(笑)。
今まではボーズのシステムだったのでその差が天と地ほどとか。
そのうち初期盤の良いレコードも差し上げますから存分に楽しんでくださいね。
良い音楽はみんなで楽しみましょう。
良い音を独り占めしてはいけません。