伊藤慎一のつぶやき

仙台市にあるセントラル第一歯科クリニック院長のブログです

二次元オーディオの終焉

レコードがモノラルからステレオになり飛躍的に音質は向上しました。

現在のオーディオは二次元オーディオが主流です。

そのため音の広がりや分解能と言った方向にステレオ装置は発展してきました。

 

でも一時のブームはベトナム戦争の終結とともに終わりを迎えました。

日本のオーディオべブームは米軍頼みの色合いが大きかったのです。

なにせ駐留米軍は日本のオーディオ製品をコンテナで買っていたそうですから凄い!

 

今はデジタルで情報が売買されるので画像付きの凄い音が簡単に手に入ります。

今までつまらない演奏だと思っていたのが大画面で7本のスピーカーからくる音の洪水に見舞われると全く間違いであったことに気が付きます。

 

アルゲリッチは嫌いな演奏家でしたがYouTubeで観たら物凄い指のしかもしなやかな滑るような動きには息をのみました。

 

前後左右から押し寄せる音の洪水は二次元オーディオの敵うものではないことが良く理解されました。

 

しかもただ。敵わないなあ。

ツァーリズム再びの勃興

ミャンマーと言うよりはビルマと呼んだ方が日本人にはなじみが良い国で最近軍事クーデターが起こり、デモに参加した国民に向けて実弾が発射されて子供を含む数百人の犠牲者が出ている模様。

 

発展途上国特有の現象と言ってしまえば身もふたもないが、バックに中国とロシアがついているので反乱軍は居丈高で何とかの威を借るキツネ。

 

でもミャンマー大部分の国民が頼りの国連は、拒否権を持つロシアと中国が制裁に反対するから何もできません。

 

今の国連は理想的な世界組織でも何でもなく第二次大戦後に出来た連合国(United Nation)にすぎないのです。

だから日本がいくら金銭的にあるいは人的にも貢献しても常任理事国になることはできません。国連にはいまだに敵国条項と言う文章が残っており、日本にはいつでも連合国は攻撃することができるのですがこれは決して学校では教わりません。進駐軍のWGI(ワー・ギルト・インフォメーション)がいまだに日本の教育やマスコミ報道をゆがめているのです。

 

さて農奴制が敷かれていた帝政ロシア時代の遠い昔の出来事と思っていた皇帝支配のツァー(皇帝)リズムは、ロシアのプーチン、中国の習近平に脈々と受け継がれ消えることはありません。だからこれらの国には未来永劫民主主義は根付きません。

 

手塚治虫のワンダースリーのように、宇宙連合が地球人を危険な存在として根絶やしにしなければいつまでもどこかの国でアメーバのように増殖し続けるのでしょう。

 

増員しました。

先月から新しく若く素晴らしい技術を持った歯科衛生士嬢が勤務しています。

 

午後だけ勤務していたベテラン歯科衛生士さんが交通事故に遭い、むち打ち症でしばらく仕事ができないとの連絡がありましたので新しい方に勤務していただくことになりました。

 

数件の歯科医院の勤務経験がありなんでも出来る性格の極めて明るい良い方です。

ベテランの同僚と患者さんの毎日の定期健診にさっそく力を発揮してします。

 

交通事故にはくれぐれも注意して無理せず務めていただければと思います。

本日のインプラント

本日は午前と午後にインプラントをやりました。

ガイドを使わないで美しいオペが出来ました。

 

全症例ガイド手術をすると宣言している名人がいますが愚かです。

手間もかかるし患者さんの支払いもばかになりません。

ガイドがなくても上手にオペができる手立てはいくらでもあります。

 

なので最新の口腔内監視ソフトと機械を使った手術もまあ面白いけどやるつもりは全くありません。

たかだか一二本インプラントを入れるのには大げさすぎるしそのためだけに数百万の投資はPR代金としては高すぎる。

今まで何千本も入れてきたノウハウは脳の中にきちんとストックされているのです。

 

職人の技はその人限り。刀鍛冶も歯科医も同じです。 

芋植え始まる

いよいよ暖かくなってまいりました。

昨日は休みだったので実家の畑に行き種芋の植え付けをしてきました。

 

あらかじめ買って置いた種イモは四種類。昨日はキタアカリです。

 

二週間ほど自宅の日当たりの良い所に置いて発芽を促進し、芽が出て来たところを見計らっての植え付けです。

 

昨年は食べきれないほど大量に収穫出来ましたが、ガレージで乾燥させていたらほんのわずか空けていたすきに大きい芋だけ盗まれてしまいました。

芋泥棒がいるのですね。びっくりしました。

 

ジャガイモは誰が植えてもうまく収穫できるので初心者向けです。

畑に十分な肥料を入れ、黒マルチというビニールでで畑の土の温度を高めてやれば収穫は早まります。

10年前に買った耕運機がすごい音を出して天国に行ったので新しいものを物色しています。

 

歯科治療より楽しいなあ(笑)。

とんずら

綺麗に治療が終わりホッとしたのもつかの間。料金を払わず逃げてしまう患者がいます。

世の中ではこれをトンズラと言います。

wikipediaによれば逃げるの意味の遁(とん)と、ずらかるを組み合わせた造語だとか。

 

先週わざわざ飛行機を飛ばして行ってきた福岡のガイドセミナー最終講義で、

数年後の写真がなくこれは料金を払わずにトンズラした症例だと師匠が話していました。

 

こういうのはろくな死に方をしないと大変ご立腹でしたが気持ちはよくわかります。

それとあらずか中には難癖をつけて金をせしめてやろうと言う不届き者もいるようです。

 

世の中は善人ばかりではないですね。

でも一時は得をしたとほくそ笑んでも天網恢恢疎にして漏らさず。

天の網は悪人を決して見逃さないはずです。

 

毎日の診療で慈悲の心で患者に接しても、最初から悪意を持ってくる患者には対処方法は残念ながら顧問弁護士だけです。

 

10年に一度くらいは相談することがありますから、毎月の顧問料は生命保険と同じだと考えればいいでしょう。

ノーベルのタイウルトラインプラント

なにやらウルトラマンみたいなネーミングで可笑しいが、新しいノーベルのインプラントはネック部が歯肉親和性が高く下に行くほど粗造で骨の親和性が高い陽極酸化処理の新しいタイユナイトインプラント。

ウルトラマンのように力持ちで正義の味方ならぬ歯科医師の味方になるかどうかはこれからの臨床の結果次第です。

 

それでも術後の歯肉の色は綺麗でよさそうです。

完全には信じきれないのは今までずいぶん画期的!と宣伝されて間もなく欠点があらわになり消えていったインプラントが多いから。

 

アメリカ製のバイオホライゾンも歯肉への親和性が良いレーザーロックと言う形態で一世を風靡しましたが、時間がたつにつれ定期健診に来ない患者さんに感染が散見されるようになりました。インプラントの長持ちにはまず患者さんに歯周病がないこと、それにきちんと定期健診にいらっしゃることが必要十分条件です。

 

当院で使用しているインプラントは長期間の臨床成績が極めて良い物に限られ、あまりにも開発が急だったものについては一呼吸置くことにしています。

だってメーカーはいつだっていいことしか言わないもの(笑)。

 

30年近く使用して問題がないのは今のところノーベルの機械研磨型のものと、スリーアイのハイブリッドタイプの物。前者は一般にはディスコンになり売られていません。頼めば高額な値段で作ってくれるとか。でもは今はもう流行りません。

後者は今もあり年中使っていますがタイウルトラは形が違うだけで精神は同じもの。

 

温故知新です。

 

大事なのは歯周病を起こしづらいインプラントなのです。

メーカーの代理人のような人の話ばかり聞いていると足元をすくわれるから注意です。